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「おやすみ…の前にちょっと雑談」みっちゃん様執筆作品

 あぁ〜〜、今日も雨か〜・・。なんかだっるいわ。
 それにしてもあの子ら、頑張っとるな。なんか、出てったこっちが寂しいわ。
「姐さん、何黄昏てはんの?」
「そうやで。あたしら呼んだん、姐さんやん」
 あぁ、そうやった。あっちゃんとみっちゃん呼んでたんやった。
「すまんすまん。ちょっとあの子らの事考えててな」
「あはは。やっぱ気になるんや」
 なんや、二人して。笑いおってからに・・。
「ホンマは寂しいんちゃうのん?」
「アホな事言いなや。んな訳あらへんやん」
 みっちゃん、鋭いな。流石は長年のパートナーの一人。侮れへん。
 誤魔化しにビール扇ったけど、顔に出ぇへんかったやろか・・?

「けど、皆成長したなぁ〜」
「ホンマやで。出会った頃は、中一とかやったのに・・」
 そうや。ごっちんなんか、入った頃は金髪の十四歳やったのに、今はもう女子高生で髪も黒いがな。
 石川や辻も、会う度に成長しとって・・ホンマ、なんか・・・・・複雑な気分やな。
「なんか、また四人増えたんやて?」
「あぁ、全員中学生らしいで」
「マジですかぁ!?もう、覚えられへんって」
 眉間を抑えるあっちゃんを見て、二人で笑った。

「なぁ、みっちゃん」
「ん〜?何ですかあ?」
「次、歌いつ出すのん?」
 ふと訊いてみた。
「あ、なんかムカつくわ、その台詞。自分が人気有るからって」
「んな事これっぽっちも思て無いて。なぁ、姐さん」
 あっちゃんがフォロー入れてくれた。
「いや〜、バリバリ」
 二人してブーイングの嵐。でも本心は知ってくれてるから、三人とも賑やかに笑いながら。
 やっぱ、ええ感じやな。
「でも姐さん、頑張ってるなぁ」
「ミュージカルに・・・今度いいともの準レギュラーやろ?」
「あ、うん、そうやねん。楽しみやで♪って、みっちゃんもあっちゃんも、もっと頑張らなアカンて」
 お酒を呑むと、ほろ酔い気分で・・・・・って寝たらアカンがな。
 まだ二人と喋りたいんや。

「そう言えばごっちん、ソロ活動してるんやったな」
「あぁ、そうやなぁ。今まで大勢の中の一人やったから・・・寂しいんちゃうかなぁ?」
 そう言って、二人はこっちを見る。何でやねん。
「あんたら、何でこっち見んねんな」
「え?だって、似たような境遇やし。なぁ?」
「うん、そうそう。脱退してから、よう、うちに電話掛けて来てたやんか」
 二人してニヤリと笑うな。なんや、悪魔の微笑みに見えて来たわ。

 まぁ、それは冗談やけど、なんか眠とうなって来たな。
「二人とも、そろそろ寝よか」
「そやな」
「ほな、おやすみなさい」
 今日はええ夢見れるやろか。

「おやすみ…の前にちょっと雑談」(完)

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