「“tsunagi”な一日」 みっちゃん様 執筆作品
「あぁ〜、疲れたなぁ。ぃしょっと」
お、裕ちゃんが目の前の椅子に座った。お疲れ様です。
「はい、裕ちゃん。喉乾いたでしょ?」
「おぉ〜。なっちあんがとさん。気ぃ利くなぁ」
あ、殆んど一気のみだ。凄い勢いだべさ・・。
「裕ちゃん、お疲れ様ぁ〜」
「お〜、矢口ぃ〜、お疲れぇ〜」
「お疲れ様♪」
やぐっつぁんにドリンクを渡すと、彼女も一気のみだ。二人とも似た者同士だなぁ。
「次はなっちやな。頑張ってや」
「結構ハードだよ、これ」
「あはは。二人を見てたら解るっしょ♪」
あ、お呼びがかかった。行かねば。
「さてと、そいじゃあ行って来ますか」
レッツゴ〜♪
それにしても、皆元気なもんやなぁ。矢口もなっちも、疲れたゆーけどまだ元気残ってるやん。
「裕ちゃん、これ飲む?」
「ん〜?何やぁ、これ?矢口、これどっから持って来たんや?」
あん?・・・・・・・・・バナナ入ってるやん!って矢口、なっちの鞄を指差してんで。
「ほ、ホンマになっちのもんなんか?」
「うん、そうみたいだよ」
・・・・反抗期か?あ、帰って来た。
「あ、やぐっつぁん、勝手に持ってかないでよぉ〜」
「なぁ、なっち。せめて、あたしの目ぇに触れさせんようにしといてくれるか」
「あ、ごめんごめん」
あ〜、鞄に仕舞ったな。良かった良かった。なっちはええ子やな〜。うんうん。
それにしても、相変わらずあの子らは元気やな〜。圭織達も、凄い体力やで実際。
「なっかざぁわさぁ〜〜〜ん♪」
げっ、辻達や。もー、勘弁してぇなホンマに。しゃーない、行こか。
あらら。裕ちゃんが捕まっちゃったよ。ははは。
ミニモニ隊長のあたしでも手ぇ焼くもんね。
「あ、裕ちゃん、もうばててるべさ」
「ホントだね。もう歳かな」
裕ちゃんの耳に聞こえたらヤバイかな。てへへ。
「やぐっつぁん一人でも手ぇ焼くんじゃないべか?」
「あはは。そうだね〜。ミカちゃんをスカウトして正解だったかな」
お、帰って来た。
「あ、あかん。や、矢口、代わってやぁ〜・・」
「えぇ〜、たまには運動しなきゃぁ。ねぇ?」
なっち、何気にきつい事言うね。まぁ、でも一理有るかな?
「そーそー。只でさえ、体力落ちて来てんだからさぁ」
「・・・・・・・・・それは、あたしが年寄りって言いたいんか?」
「い、いや、そーゆー事じゃ無いんだけど・・・さ・・・・・・あはは・・」
や、ヤバイ。血管が浮き出て来た。
「あぁ〜、もぉえーわ!怒る気にもなれへん。疲れた・・。あんたら、よう相手出来るなぁ」
う〜ん、てか、手ぇ一杯なんだけどね、矢口でも・・。
「やぁぐっちさぁ〜〜ん♪」
「おぉ〜、今度はやぐっつぁんだべ」
「あぁ〜、お呼びやで」
ちっ、仕方無い、行くか。
「“tsunagi”な一日」(完)
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