「“はいから”って…何?」 みっちゃん様 執筆作品
これって、どういう意味だろう?あ、そうだ。矢口さんなら知ってるかな。
「あのぉ、矢口さん」
「んあ?何?よっすぃ〜」
「これってどういう意味ですかぁ?」
「え?どれどれ?」
私が指差した言葉を見て、なんか凍り付いちゃった。どうしよ。
「え、えっとぉ〜〜〜〜・・・・・・うんとぉ〜〜〜・・」
ちっちゃい体をひねってうんうんうなってる。
「確かね〜、どっかで聞いたような・・」
お、もしかして来たか?
「ホントですか?」
「うんとね〜・・・・あ、そうだ!!」
おぉ!矢口さん復活?
「うどんのメニューで、確かそういうのが有った筈。うん」
・・・・・。
「あ、ちょっとよっすぃ〜、何処行くんだよ〜!」
「もういいです。他の誰かに聞きます」
矢口さんに聞いた私が馬鹿だったよ、全く。それぐらい、私だって知ってるってぇの。
「あ、ひとみちゃん、おはよう♪」
「あ、梨華ちゃん、おはよう」
梨華ちゃんなら知ってるかな。聞いてみよ。
「ねぇねぇ梨華ちゃん」
「ぅん?なぁに?」
「これってどういう意味か解るぅ?」
「へぇ?えっとぉ〜〜・・」
梨華ちゃんなら解るかな〜。どうだろ?・・・ってちょっとちょっと。そんな真剣にならなくても・・。
「う〜〜ん、むぅぅ〜〜〜〜〜・・・」
「り、梨華ちゃん、わかんなかったら、別にいいから、ね?」
こっちが気ぃ使っちゃうよ。
「ちょっと待って。学校で習った記憶が・・」
え?なんつった?そんじゃあ、暫く待ってみようかな。
「え〜っと、う〜んと・・・確かねぇ・・」
「うんうん」
「おしゃれって意味だったと思うんだけど・・・自信は無いけど・・」
おおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜♪♪そんな意味だったのかぁ〜。納得納得。
「梨華ちゃん、ありがとね」
「あ、でも多分だよ?」
「いーのいーの。多分でもさ」
さってと。楽屋に戻るか♪ってマネージャーさんだ。
よし、仕事だ仕事。
「“はいから”って…何?」(完)
|