モー娘。小説サイト
〜ある日の娘。たち〜

モー娘。小説サイト〜ある日の娘。たち〜Banner

 玄関

>>小説コーナー

 娘。のアルバム

 情報広場

 来訪記録

 我が家を紹介

 大家の部屋

 リンク集

【検索キーワード】

「みっちぃの『よっすぃ〜観察日記』〜ブルース・ハープ編〜」

 ――▽月□×日――

「見てくださいよ、平家さん!」
 スタジオに入って来るなり、よっすぃ〜が叫んでる。
 面白いことが始まる予感プンプンやけど……その呼び方やったら、返事はしてやらん。
「…??……!!…フレッシュ平家さん!」
「何、何、よっすぃ〜?」

 大人げないと言うなかれ。
 呼ばれ方というのは大切なのだ。
 常に「フレッシュ平家」と呼ばれてれば、いつまでも「フレッシュ」でいられる……ような気がするでしょ?
 しない?
 ……するの!
 まぁ、それは置いといて……。

「どうしたんや、よっすぃ〜?」
「これですよ、これ!」
 よっすぃ〜の手には、ピカピカのブルース・ハープ。
「それ、自分の? 買うたんか?」
「そうですよ。エヘヘ〜、良いでしょ?」
 最近、この番組のコーナーで、ブルース・ハープを習ってる。
 それもあって今、2人とも、この掌にスッポリ入ってしまう小さな楽器にはまってるんや。
 先週までは、番組で用意してくれたのを使ってたんやけど……。

「あれ? それ…先生のと同じちゃう?」
「あ、分かりました?」
 妙に嬉しそうやなぁ。
「先生が演奏してるの見て、カッケ〜!って感動しちゃったんで……」
「…あっそぅ」
 よっすぃ〜って結構、影響受けやすいんやなぁ。

「でも、今回分で、もうブルース・ハープのコーナーは終わりやで?」
 そう。残念ながら、きょうで最後なんよねぇ…はぁ……。
「良いんですよ! これからも家で練習するんすから!!」
「あっそぅ……」

 よっすぃ〜は、番組中もご機嫌で、買ったばかりのマイ・ブルース・ハープを愛おしそうに使ってた。
 あの様子やと、しばらくはブルース・ハープに凝りそうやなぁ。
 実は……うちも自分のブルース・ハープを手に入れる手はずになってるんや。
 番組で使わしてもろてたのを、引き取るようにもう話はついてる。
 もちろん、値段は「勉強して」もろて……。
 よっすぃ〜には、ナ・イ・ショ。

「みっちぃの『よっすぃ〜観察日記』〜ブルース・ハープ編〜」(完)

 小説を読まれてのご感想などを、「来訪記録」にぜひ書き込んでくださいね。
 2002年5月31日から、のべ人の方に閲覧していただきました。ありがとうございます。

Copyright© 2000-2003 E.Tacky(keibo@keibo-freeservers.com).All Rights Reserved.